福袋には幸福が入っている

新年です。

新年と言えば福袋。大手百貨店の初売りなどにお客が殺到する場面はもはや正月の風物詩ですが、そもそも福袋というのは福の神である大黒天さまが打ち出の小槌や米俵といっしょに抱えている大きな袋のことだそうです。

そして福袋には品物ではなく幸運や幸福が入っていて、大黒さまが福袋から福を分けてくれると言われています。

福袋の起源説は複数あり、もっとも有名なのは大丸起源説です。
大丸が江戸時代に端切れを袋に詰めて初売りで販売し、金の帯が入っているものが混じっていて「当たり」だったのだそうです。

また松屋起源説もあり、明治時代に1日2000個の福袋を1袋2円で売り出し、中には3円相当のものがある、という商品だったそうです。

他にも名古屋の「いとう呉服店」(現・松坂屋)が由来だという説や永楽園という御茶屋(大正8年)がはじめたという説など諸説あるようです。

現在の福袋は、お正月などに中身の見えない袋に商品を詰め込んで売るもので、多くの場合、販売金額よりも高額でお得な商品が入っています。

「1万円の福袋に7万円分の商品が入っています!」などですね。

福袋は中身が見えないけどお得であるのが射幸心を刺激する、いわばギャンブル的な要素が強い商品なのですが、中には店頭に並べられた福袋の口を開いたり触ったりして中身を確定しようとする野暮で不心得な客もいます。

そのせいか、最近では中身が見える福袋や「必ず○○が入っている」などとネタバレしている福袋も多くなりました。

金額的にお得なのはもちろん結構なのですが、原点に戻って「福袋には幸福が入っている」と考えると綺麗にまとまるように思います。

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