好かれる人はみんな聞き上手

好かれる人、人望のある人、好感度の高い人、信頼を得ている人、そういう人たちに共通しているものはなんだろう?と考えていて、ハッと気づいたことがあります。

それは皆さん「聞き上手」だということです。
さらに、聞き上手とは黙ってうなずいているだけの、おとなしい人のことではなかったのです。
それに気づかせてくれたのは、友達のSさんでした。
前から、どうして私は、困ったときというと決まってSさんのところに駆け込むのだろう?と不思議に思っていたのです。
Sさんは年下の男性なのですが、なぜかとても頼りになるので、周りから意地悪されたとき、失敗してシュンとしているとき、「聞いて聞いて」と訴えます。
Sさんは、決して話をさえぎらないで、「うんうん」「へぇそうなの」「それは困ったね」などと一生懸命に聞いてくれたうえで、「それじゃ僕だって落ち込むよ」と、必ず共感を示してくれます。
それが、かなり私の身勝手な言い分だったとしても、どこかひとつは「それはそうだね」と同調してくれる優しさがあります。
だからホッとするのです。
そんなふうに聞きとった上で、彼はこう尋ねるのです。
「でも、なぜそう言われたんだろうね?」
つられて、こちらも話します。
話しながら、「まてよ……どうしてなんだろう?」と自問自省しはじめているんですね。
Sさんは、実に上手に舵取りをして、私という船を動かしているのです。
その質問や、ちょっとした感想の中に、冷静になってみると、Sさんの考えやアドバイスがちゃんと込められているのです。
頭ごなしに「あなたは間違っているよ」と言われたり、お説教されたりしたら、二度とSさんに話を聞いてもらおうとは思わないでしょう。
短い言葉をはさんで聞き取りながら、認めるところはきちんと認め、突き詰めるべきところは一歩踏み込んで質問する賢さ、聞き上手とは消極的なことではなくて、しっかり相手を受け止めながら話を進めてゆく、実に積極的な表現であることを知ったのでした。
話すばかりでなく、「聞く」ことも、自分を上手に伝える大切な方法なのですね。

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