わかってほしいところに反応する

「私、今年はもう5回もお花見に行きましたよ」
「へぇ~、お花見ですか」

 

この会話は、いかにも上手く共感できているようにみえますが、これでは話ははずみません。

 

なぜなら、話し手のわかってほしいところに共感していないからです。

 

この場合だと、「へぇ!5回も?!」と、この5回に共感してあげなくてはいけません。

 

共感して欲しいポイントを上手くわかってあげられないと、話してはがっかりして話す意欲が失われます。

 

話を聞くときは、話し手の声のトーンやしぐさ、表情などをきめ細かく観察しながら、話しては一体どこをわかってほしいのかを感じる必要があります。
この場合の話し手も、おそらく「5回」を強く言ったり、指を5本広げたりして、自分の気持を強調していたはずです。

 

さらに、「ずっと疎遠だった友達と5年ぶりに連絡をとって、2人が好きだった◯◯のコンサートに行こうとしたのですけど、2時間も予約の電話をし続けても結局チケットは取れなかったんです」などという話になったときは、話し手が共感して欲しいポイントが一体どこにあるのか検討がつきません。

 

「疎遠であった友達と5年ぶりに連絡をとったこと」なのか、「◯◯のコンサートに行くこと」なのか、「チケットを取るのに予約の電話を2時間もし続けて結局取れなかったこと」なのか、見分けがつかないのです。

 

こうした状況でも、話し手の気持ちとずれた共感をすると、話がトーンダウンしていくのですから難しいものです。

 

話し手の声や表情や身振りで、一体どこが強調されていたのかを鋭く感じ取るしか方法はありません。

 

どんな場面でも共通することですが、話し手の言葉ばかり聞いていては共感するポイントをつかめません。

 

聞き手になったときは、いつも話しての気持ちに焦点を当てて聞いてください。

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