カテゴリー別アーカイブ: 人生を10倍楽しむコミュニケーション術

好かれる人はみんな聞き上手

好かれる人、人望のある人、好感度の高い人、信頼を得ている人、そういう人たちに共通しているものはなんだろう?と考えていて、ハッと気づいたことがあります。

それは皆さん「聞き上手」だということです。
さらに、聞き上手とは黙ってうなずいているだけの、おとなしい人のことではなかったのです。
それに気づかせてくれたのは、友達のSさんでした。
前から、どうして私は、困ったときというと決まってSさんのところに駆け込むのだろう?と不思議に思っていたのです。
Sさんは年下の男性なのですが、なぜかとても頼りになるので、周りから意地悪されたとき、失敗してシュンとしているとき、「聞いて聞いて」と訴えます。
Sさんは、決して話をさえぎらないで、「うんうん」「へぇそうなの」「それは困ったね」などと一生懸命に聞いてくれたうえで、「それじゃ僕だって落ち込むよ」と、必ず共感を示してくれます。
それが、かなり私の身勝手な言い分だったとしても、どこかひとつは「それはそうだね」と同調してくれる優しさがあります。
だからホッとするのです。
そんなふうに聞きとった上で、彼はこう尋ねるのです。
「でも、なぜそう言われたんだろうね?」
つられて、こちらも話します。
話しながら、「まてよ……どうしてなんだろう?」と自問自省しはじめているんですね。
Sさんは、実に上手に舵取りをして、私という船を動かしているのです。
その質問や、ちょっとした感想の中に、冷静になってみると、Sさんの考えやアドバイスがちゃんと込められているのです。
頭ごなしに「あなたは間違っているよ」と言われたり、お説教されたりしたら、二度とSさんに話を聞いてもらおうとは思わないでしょう。
短い言葉をはさんで聞き取りながら、認めるところはきちんと認め、突き詰めるべきところは一歩踏み込んで質問する賢さ、聞き上手とは消極的なことではなくて、しっかり相手を受け止めながら話を進めてゆく、実に積極的な表現であることを知ったのでした。
話すばかりでなく、「聞く」ことも、自分を上手に伝える大切な方法なのですね。

きのうねと話せる話題が豊富な人

何の映画だったか忘れてしまいましたが、こんなシーンがありました。
一所懸命話しかける男性、ほほえむだけの気の良さそうな娘。

そのデートの最後に、男性が静かにこう言ったのです。

「キミの話が聞きたかったな」

あぁ、このふたり、だめになっちゃうのかな…と思っていたら、やっぱり…。

私聞く人、話すのはあなた、ではアンバランスです。

会話は行ったり来たりのキャッチボールだからこそ弾むのに、受けるばかりでは面白くないし、疲れてしまいます。

私もなにか話さなくちゃ…そう思ったときに、ハタと困るのが「話題」です。

ここで、よくおかしてしまう失敗は、自分のことをわかってもらいたいッの気持ちが強すぎて、一席ぶってしまうことです。

C美ちゃんが「私、別れちゃったんです」というので、話を聞いてみたら、「だって、彼ったらふた言目には『幸せは棚ぼたで落ちてはきません。二人でつくるもの。だからガンバりましょう』って、そればっかり。まるで駅前宣伝カーで『神様はぁ…』ってやってる布教活動みたいなんだもん」。
思わず笑っちゃいました。
人前に立ってスピーチするわけじゃないのですから、そこまで気合を入れる必要はありません。
気楽に、興味をもった映画のこと、好きな趣味の話、最近感動したこと、日曜日に何をしたか…といった、他愛もないことでいいのですね。
そうして話せることを何かひとつ目星をつけておくと、意外と助かることが多いのです。
例えば、「この間、◯◯を見たんですけど、ご覧になりました?」
もしお互いに見ていたら、もうそこでワ~ッと、「あれが良かった、この役者は…」と盛り上がれるでしょう。
もし相手が見ていなくても、その映画の良かったところを説明して、「ところであなたは?」と返せばいいのです。
自分を上手に見せるというのは、自分の性格を解説したり、未来設計についてぶちあげるということではありません。
何気ないやりとりの中で、その人らしさを漂わせる。
これが一番と覚えておいてください。

何気ないことを話して親密度アップする方法

話題というと、旅行、食事、趣味、ファッション、スポーツなどを思い浮かべる人が多いと思います。
ですが、旅行について話すとき、ただ「◯◯に行ったことがある」「次は◯◯に行ってみたい」では、話が盛り上がらないことを多くの方が経験済みだと思います。
会話で大事なのは、「お互いがどんな人かわかる」ように話したり、聞いたりすることです。
そのため、自分がどんなときに、どんな振る舞いや選択をするかに意識を向けます。
旅行について話すとしても、自分は旅行のとき、どんな人なのかなと考えてみます。
話は旅行そのものから離れて、旅行を通じて自分の何気ない振る舞いに向かうのです。
例えば、「電車の出発時間の何分前に駅についているか」などは格好の話題になります。
平均すると、15分くらい前に到着する方が多いようですが、人によっては1時間前であったり、発車時刻直前に到着して、電車に駆け込むような人までさまざまなタイプがいます。
こんなことを話すことによって、のんびり屋なのか、せっかちなのか、といった人間性がわかって面白いのです。
すると相手も、「私なら○分前に駅に行きますね」などと話してくれると思います。
こうしたときに、「そんなに早く行って何しているの?」「そんなにギリギリで、なにかあったらどうするのですか?」などという質問が出たり、「そういえば」と、ふと思い出したエピソードに話が発展したりして、会話はどんどん盛り上がっていきます。
旅行なら、カバンは大きくなりがちか、人より小さくてコンパクトか」などという話題も楽しくなりそうです。
こんなふうにいろいろと考えると楽しくなてきますよ。

休日の過ごし方でも話のネタになる

「昨日の休みは何してたの?」
「ずっと家にいて何もしていない」
あなたもこんな会話をしたことありませんか?
こんなありふれた話題でも、より具体的に伝える事で、会話が膨らんでいくものです。
例えば、何もしなかったのなら、服も着替えなかったはずです。
「朝からパジャマで過ごしたよ」と言えば、何もしなかったことが伝わってきます。
そして夜が来ます。
何もしなかったのなら、お風呂にも入らなかったのでしょうか?
「風呂にも入っていない」と言えば、怠惰な暮らしぶりが伝わってきます。
そして、眠りの時間が訪れます。
朝からパジャマで過ごし、風呂にも入らなかった人は、だいたい、そのパジャマのまま寝るのではないでしょうか?
「そしたら夜になって、パジャマのまま寝た」
ただ「なにもしていない」で終わらせるのと、何もしていない日常を丁寧に語るのとでは、全然違うことが伝わったのではないでしょうか?
「私は家では何もしない」「私は新人で会社ではまだ何もしていない」「この5連休は本当に何もしなかった」で終わらせないことです。
「どう何もしなかったのか」をがんばって表現してみてください。
そうすると、会話力がグンッと伸びます。

普段の行動が会話の面白ネタになる

人に伝えるなら、笑いのとれること、気の利いたこと、でなければならないと思っていると、良い話題はなかなか思い浮かびません。
実は話題というのは、取るに足らない小さなことでいいのです。
あなたの何気ない日常に良い話題が潜んでいます。
例えば、あなたは平日の朝、起きてから支度をして家を出るまでに何分かけていますか?
聞いたところでは、早い人は10分、ゆっくりの人は2時間以上かけているらしいです。
平均すると女性は60分、男性は45分といったところです。
「私は会社に行くとき、朝起きてから玄関を出るまでに10分ですよ」というだけで、相手は「えーっ」と言って、必ず食いついてきます。
人の暮らしぶりというのは本当に千差万別です。
自分には当たり前だと思える日常であっても、他人には驚天動地の話に聞こえることがあり、その違いが話題のネタになるというわけです。
「10分でちゃんとご飯もトイレも済んでいるの?」
「2時間も何しているの?」
「家族もそんな感じ?」
といった具合に、話が広がっていく感覚が分かりますか?
たとえ同じ60分同士だって大丈夫です。
人によってウエイトをかけているものが違うので、丁寧に話していくと、そこでまた話のネタが見つかります。
「私はご飯を抜いても、眉毛書きに命をかけているの」
「化粧は電車でするから、断然ご飯に命をかける」
「30分はボーっとテレビを見てる」
みんな始業前には会社に揃っていますが、実はそれまでの朝の時間にいろいろなドラマが繰り広げられているのですね。

素朴な気持ちほど共感を呼ぶ会話術

あなたは、この一週間で「ちょっとだけムッとしたこと」「ちょっとだけ悔しかったこと」はありませんでしたか?
ちょっと思い出してみてください。
素直になれなかったこと、照れたこと、ホッとしたこと、寂しかったこと、嬉しかったことなど、自分の心の中でかすかに自己主張している気持ちに目をやってください。
どんな気持ちでも結構なので、それらを会話の題材にしてみましょう。
よくよく考えて見れば、どんな人でも1日のうちで、ちょっとだけムッとしたことや、小さな喜びを感じたことが数回はあるはずです。
問題はそのわずかな感情を捕まえきれているかどうかにあります。
「電車で立っていたら、次の駅が近づいてきました。すると私の前に座っている人が読んでいる本を閉じてかばんに入れたのです。おっ、ついていると思い、電車が止まりかけたときに、その人が降りやすいように体を少しずらしてあげた瞬間、その人はスッと目と閉じて動かなくなりました。まぎらわしいことするなと思いました。」
この話から、「座っている人が降りると決め込み、座れると思った喜びが、ぬか喜びに変わるちょっとしたショック」「体をずらした自分の恥ずかしさ」「紛らわしいことをする相手に対する小さな怒り」が伝わってきたでしょうか?
こんなふうに簡単に話題が作れますので、すぐにでも試してみてください。

うまく自分の気持ちを表現する方法

自分の気持ちを表現すると聞くと、尻込みする人もいるかもしれません。
気持ちというと、涙に暮れたこと、怒りに震えたこと、絶望感にさいなまれたことのように高ぶった感情をイメージするかもしれません。
そんな気持ちをいきなりぶつけられたら、相手もびっくりしてしまいます。
気持ちを表現するとは、どちらかというと、小さくて可愛いものを指します。
例えば、こんな感じです。
「電車に駆け込もうとしたら、ドアが目の前で閉められた。その瞬間に、車内の人と目があったときの気恥ずかしさ」
「スーパーのレジに並ぶとき、どうしても可愛らしい、もしくはイケメンのレジ係りの方を選んでしまう浅はかさ」
「部屋の広さを聞かれたとき、本当は6畳なのに、8畳だと見栄を張ってしまう愚かさ」
これなら、誰が聞いても安心して受け入れられますし、こんなささやかな気持ちなのに、相手はあなたに好意を持ってしまう魔力をも秘めているのです。
もちろん、コンプレックスやトラウマのように、感情が大きく波打つような部分は、オープンにしなくてもいいのです。
感情を少しオープンにする会話のコツを、少しづつでいいのでつかんでいきましょう。
最初は、身近にいる話しやすい人と練習をしながら、徐々にレベルを上げていくと良いです。
次第に、どんな人とも自然に会話ができて、心から楽しめるようになるはずです。

会話がふくらむ「話」とは?

気持ちを表現するのが基本です。
これは、以前お話したかと思いますが、会話を途切れさせない秘訣は「聞く力」にあります。
聞き方次第で、相手の話がドンドンふくらみ、会話が自然と続いていくようになります。
今回は、聞く力ではなく、「話す力」について説明します。
親しい人との会話を思い出してみてください。
会話がふくらみ、はずんでいるのは、お互いの気持を伝え合っているときではないでしょうか?
このルールは会話をする相手と、どのような関係であっても同じことです。
とはいえ、ビジネスシーンでは、自分の気持を率直に話すことに戸惑いを感じるかもしれません。
たしかに、お客様や取引先と友達のように打ち解けた関係を築く必要はありません。
しかし、どんな場面でも、軽い世間話などをしながら、あなたの人間性を伝えていき、親しみを感じてもらえるぐらいの「話す力」は必要です。
こうした「話す力」の土台になるのが、「気持ちをちょっとオープン」にすることです。
どんなに些細な会話であっても、人はあなたの「気持ち」を知りたがっています。
たとえば、「ありがとう」と言われても、気持ちがこもっていないと、受け手は全然嬉しくありません。
反対に「ありがとう」の言葉がなくても、その気持がひしひしと伝わってくれば、私たちは喜びを感じるものです。
「会話は言葉のキャッチボール」ではなくて、「気持ちのキャッチボール」なんですね。

沈黙は「休憩時間」と考える

ちょっとだけ視線を外してリラックスする。
多くの人が沈黙を恐れて、そこから逃れようとやっきになるものです。
ですが、沈黙はどんな間柄の二人にも必ずやってくる訪問者です。
もし、相手が話に詰まったときであっても、表現やアイコンタクトで「大丈夫ですよ。そのうちなんとかなるでしょう」という気持ちを伝えられたら、相手もふっと心を和ませて、ゆっくりとした時間を過ごせるでしょう。
よく「あの人とは一緒にいて落ち着ける」という言葉を耳にします。
それはきっと、「沈黙を共有できる」という意味で使われているのではないでしょうか?
逆に、沈黙を埋めるためになんとか話題を見つけて話し続けようとする人と一緒にいると疲れるものです。
沈黙を「次の会話までの休憩時間」と思えると、お互いにリラックスできて、それが次の会話を生む力になります。
沈黙が訪れたら、焦らずにまずはアイコンタクトをしてみましょう。
それでも沈黙が続くようなら、しばらく外の景色でも見ている感じで視線をよそに向けておきます。
そして、どちらかが話題を見つけたら、また視線を相手に戻せばいいのです。
そのくらいの気持ちで良いと思います。
会話が途切れたことで自分を決して攻めたりしないでください。
まずは、あなたがリラックスする。
これを心に留めておきます。

話に詰まった時の脱出法

とにかく「共感の言葉」を繰りだすことです。
相手「携帯電話を落としてしまいまして、落としてはじめてわかったんですけど、自分の携帯番号って覚えてないものですね」
あなた「うわぁ、それは困りましたね」
相手「ええ、慌てましたよ…」
あなた「……」
さあ、皆さんが最も忌み嫌う「沈黙の時」がやって来ました。
「困りましたね」という共感の言葉も使っているし、しばらく沈黙して待ってみました。
けれど、沈黙というものは会話に必ず訪れる「小悪魔」なのです。
「携帯はどこの会社ですか?」「警察には届けましたか?」などと苦し紛れの質問をすると、会話の流れを押しとどめて、雰囲気を壊してしまいます。
こういうときは、しばしの沈黙の後、もう一度、別の共感の言葉を送ってみてください。
「困りましたね」は使いましたから、そのあとは「意外と覚えてないものですね」「慌てますよね」などという言葉で良いです。
相手「ええ、慌てましたよ…」
あなた「……」
相手「……」
あなた「意外と覚えていませんね」
相手「ええ、そうなんです」
あなた「それは慌てたでしょう」
相手「そうなんです。それでいい方法を思いつきまして、知り合いに電話で自分の電話番号を教えてもらおうとひらめいいたんですよ」
あなた「その手がありましたね!」
相手「ただ、その知り合いの番号がわからなくて…」
このように、もう一度、共感の言葉を送りゆっくりと待つことで、相手の話を引き出せることがあります。
今度話に詰まったら、一度チャレンジしてみてください。

「大変ですね」「よかったですね」は原則禁止

共感の言葉で最も多用されているのはおそらく「大変ですね」です。
「今日は残業なんです」「大変ですね」
「子供が4人いるんです」「大変ですね」
「1ヶ月で200万売り上げないといけないんです」「大変ですね」
こんな具合に、なんでもかんでも「大変」というワンフレーズで会話をしのごうとする人が目につきます。
「大変」とは、「大きく変わる」と書きますから、「地震で家が崩壊した」「妻に逃げられて子供2人を育てていかなければならない」など、大きな苦しみをともなう事態に使う表現だと思います。
それをなんでもかんでも「大変」と言ってしまうのですから、言われた方では「本気でわかってくれてはいない」と受け取ってしまいます。
会話力をつけたければ、「大変」にかわる表現力をつけることです。
「今日は残業なんです」と言われたら「それはしんどいですね」です。
「子供が4人いるんです」であれば、ネガティブにとらないで、「それは楽しみですね」のほうが、話し手は嬉しいはずです。
「1ヶ月で200万売り上げないといけないんです」という人には、「さすがですね」という賞賛の気持ちを送ってあげてください。
こちらも繰り返し使っているうちに値打ちが下がって、話し手の意欲をくじく結果になってしまいます。
「37歳にして、はじめて彼女ができまして、しかも優しい人なんです」と言われたら、「よかったですね」と言いがちですが、ここはもう少し相手の気持を深く感じとって「それはお幸せですね」と言ってあげたいところです。
あなたが話しての立場なら、「お幸せですね」のほうがより嬉しいと思います。
バリエーション豊富な「共感の言葉」を持った人のほうが、話し手の喜びをより大きく刺激するのは間違いありません。
そのためには、日頃から感情表現に興味を持って、周りの人の表現方法も参考にしながら、取り入れていくと良いです。

オウム返しで相手がのってくる

聞き方の本などを読むと、オウム返しという言葉がよく出てきます。

「昨日は横浜でご飯を食べました」と言われたら、「へえ、横浜ですか 」と相手の使った言葉をそのまま返しなさいということです。

 

これは、聞き方の絶対的セオリーなのですが、これを使っても話がはずまなかった経験を持つ人もいるのではないでしょうか?

ただ単に言葉を返しても、話し手は自分のことをわかってくてれいるとは感じないからです。

 

会話は気持ちのキャッチボールですから、「へえ、横浜ですか」の言葉に、何らかの気持ちが載っていなければいけないわけです。

 

例えば、「うらやましい 」とか「素敵」などのニュアンスがこもった「横浜でですか?」にならなくてはいけません。

 

相手はあなたの気持ちを感じて、心が通じあっていることを確認し、話す意欲が増してきます。

 

こうなれば、会話は止まるということはまずありません。

 

 

心が通じていると感じた相手は、きっとあなたにも関心を持ってくれて、質問してくるでしょう。

 

そこからまた、別の話に発展し、コミュニケーションが深まっていきます。

 

こうなればもう、会話のテクニックなど不要です。

 

 

そのきっかけ、あなたが送ったただひとつの気持ちにあったのです。

 

会話の気持ちのキャッチボール。

 

この言葉を忘れなければ、会話ははずむものです。

 

 

わかってほしいところに反応する

「私、今年はもう5回もお花見に行きましたよ」
「へぇ~、お花見ですか」

 

この会話は、いかにも上手く共感できているようにみえますが、これでは話ははずみません。

 

なぜなら、話し手のわかってほしいところに共感していないからです。

 

この場合だと、「へぇ!5回も?!」と、この5回に共感してあげなくてはいけません。

 

共感して欲しいポイントを上手くわかってあげられないと、話してはがっかりして話す意欲が失われます。

 

話を聞くときは、話し手の声のトーンやしぐさ、表情などをきめ細かく観察しながら、話しては一体どこをわかってほしいのかを感じる必要があります。
この場合の話し手も、おそらく「5回」を強く言ったり、指を5本広げたりして、自分の気持を強調していたはずです。

 

さらに、「ずっと疎遠だった友達と5年ぶりに連絡をとって、2人が好きだった◯◯のコンサートに行こうとしたのですけど、2時間も予約の電話をし続けても結局チケットは取れなかったんです」などという話になったときは、話し手が共感して欲しいポイントが一体どこにあるのか検討がつきません。

 

「疎遠であった友達と5年ぶりに連絡をとったこと」なのか、「◯◯のコンサートに行くこと」なのか、「チケットを取るのに予約の電話を2時間もし続けて結局取れなかったこと」なのか、見分けがつかないのです。

 

こうした状況でも、話し手の気持ちとずれた共感をすると、話がトーンダウンしていくのですから難しいものです。

 

話し手の声や表情や身振りで、一体どこが強調されていたのかを鋭く感じ取るしか方法はありません。

 

どんな場面でも共通することですが、話し手の言葉ばかり聞いていては共感するポイントをつかめません。

 

聞き手になったときは、いつも話しての気持ちに焦点を当てて聞いてください。

いきなり質問しないほうがいい

相手が話したいことはなにか?

 

では、実際にどんな聞き方をすればいのか説明します。

 

例えば会社の同僚から「昨日は定時で帰れると思ったら、課長に捕まって2時間も残業になってしまった」と言われたら、あなたならどんな言葉を返しますか?

 

このとき「どんな仕事だったの」「その日はなにか用事があったの」「抜け出す口実はなかったの」などと、話を前に進める質問をするのは、少し待って欲しいのです。

 

聞き上手はここで、相手の気持に焦点を当てます。

 

なぜなら、聞き手が一番わかってほしいのは「出来事のあらまし」ではなく、「そのときの気持ち」だからです。

 

 

では、「定時で帰れると思ったら、課長に捕まって2時間も残業になった同僚」の気持ちを想像してみます。

 

感情表現が苦手な人は、他人の気持ちにも鈍感になっています。

 

そういう方はまず、その気持が「プラス」か「マイナス」のどちらなのかを感じることからはじめてみてください。

 

「プラス」と感じたらプラスの反応をして、「マイナス」と感じたらマイナスの反応をしてあげます。

 

この場合はもちろん「マイナス」の気持ちです。

 

「わぁ」でも「うわっ」でもなんでも結構です。

 

相手のみになって、何らかの気持ちを表現してみてください。

 

 

大事なのは言葉ではなく、あなたの感じた気持ちを伝えることです。

 

相手の気持をもう少し感じ取れるようになったら、「それは嫌だったね」「ついてないね」「課長も無茶言うね」などと具体的な言葉を送ってあげます。

 

同僚は気持ちを変わってくれたことであなたに心を許し、さらに奥深くの気持ち、例えば「課長が嫌い」とか、「その日は付き合って間がない彼氏と会う日だった」などという胸の内を話してくれる可能性があります。

 

 

自分のことをわかってくれて受け入れてくれるあなたに、相手はちょっぴりオープンになります。

 

うなずき方にもバリエーションが必要

あなたが自分の話を熱心にしているとき、相手の相づちが少なかったり、無表情で聞かれていたらどう思いますか?

 

たとえ相手が、自分の話を一字一句漏らさずに聞いていたとしても、おそらく嬉しくはないでしょう。

 

人が話をするとき、聞き手に求めているのは反応なのです。

 

これが無反応だと「あなたの話に興味はない」、もっと悪くなれば「あなたの話は間違っていると思う」などと否定的に受け取られる可能性が高いです。

 

ドンドン話しづらくなり、会話は尻つぼみでで終わってしまいがちです。

 

あなたは反応の大きい人でしょうか?

 

例えば、きちんとうなづいて「聞いています」というサインを送っていますか?

 

聞き上手はうなずき方ひとつ見ても、話の気持ちの変化にあわせて、ゆっくりうなずいたり、強く短くうなづいたりして、ちゃんと変化をつけています。

 

これが話し手から見ると、すごく熱心に聞いてくれている感じがするのです。
「聞く」とは、耳だけで行う作業ではなく、体全体で行うものです。

 

今まであなたの会話がはずまなかったのなら、それは話題がないせいではなく、反応の仕方に問題があった可能性はありませんか?

話があふれ出す方法

人は誰もが「自分の話を聞いてほしい」「気持ちをわかってほしい」という思いを抱いています。

 

それは希望などというう軽いものではなく、本当に熱望です。

 

「話を聞いてもらえて楽になった。ありがとう」と言われたことが、あなたも一度くらいありませんか?

 

人は自分の気持ちを言葉にして吐き出し、誰かに聞いてもらいたいのです。

 

すると、嬉しい気持ちは何倍もの喜びになり、つらい気持ちはとけて消えてしまいます。

 

話を聞くという力には、ほんとうに不思議で大きな力があるのです。

 

例えば「会社を辞めたい」と言われたら、「なにがあった?」「やめてどうするの?」などと先を急がず、そこにある気持ちに焦点を当てます。

 

例えば、「辞めたいくらい嫌なことがあったの?」「しんどいの?」などと気持ちをくみ取る言葉を投げかけてあげると、その人は自分の気持をわかってくれる人が現れた喜びで、もう話は止まりません。

 

嬉しくなって、ドンドン思いがけない話をしてくれます。

 

それは、いずれその方のプライベートな話へと深まっていくはずです。

 

会話がはずまないわけがありません。

 

他人の注目を集める気の利いた話題を探すより、目の前にいる人の気持ちに注目してください。

 

それは誰もが待ち望んでいる態度です。

 

話がはずむばかりでなく、相手の好意や信頼まで手にできるはずです。

人は自分の話をしたいもの

会話を続かせたければ、まず何より「聞く力」をつけることです。
ほとんどの人は、会話をはずませるためには「話す力」が必要だと考えがちですが、会話が苦手だと自身を持てないならば、絶対に聞くほうからはじめてください。
なかには「私は聞くことは出来ます」という方がいらっしゃしますが、話がはずまないのであれば、それは聞く力がないということになります。
「聞く」とは、単に相手の言うことを理解することだけではありません。
例えば、あなたの話し相手が「私、◯◯のファンなんですよ」と言ったとします。
「聞く力」よりも「話す力」が大事だと考えている人はここで、「◯◯はストリートからスタートしたんですよね。私もストリートミュージシャンの歌を聞くのが好きですよ」などと自分の話に持っていこうとしがちですが、これではうまくいきません。
なぜなら、相手は◯◯について話したいことがあったから、その話をはじめたはずなのに、こちらが話題を奪ってしまったために、自分の話ができなくなってしまったからです。
こうした相手の気持に気づけないとその人の話す気持ちは萎えてしまい、話が盛り上がるはずはありません。
会話には「話す力」よりも相手の気持を「思いやる力」のほうが必要です。

ねぎらいの言葉でいい雰囲気にするテクニック

あけましておめでとうございます!
では、前回の会話術の続きです。
最近は、ねぎらいの言葉をかける方が少ないような気がします。
それだけ、自分のことでいっぱいいっぱいなのかもしれません。
ねぎらいというのは、相手の苦労、難儀、困っていることなどに目を向け、それをいたわることです。
例えば、雨の日に待ち合わせをしたら、
「濡れたでしょ?」
「服やかばんは大丈夫でしたか?」
などとひと声そえると、相手は気持ちがとても和らぎ、あなたのことを「話しやすい人だな」と感じるでしょう。
人をねぎらえるようになると、相手もホッとしますから、お互いに良い雰囲気で会話を始められます。
このほか、「夏の暑い日」「寒さの厳しい冬の日」「遠いところ足を運んでもらったとき」なども、相手をいたわる絶好の場面になります。
「こんにちは」の後にすかさず、「今日は暑かったでしょ?」とねぎらえば、相手も「本当にすごい暑さですね」とかならず返事をしてくれるはずです。
そこから会話が自然とはじまり、気がついたら仲良くなっていたという経験のある方も多いと思います。
※ねぎらいの言葉は、あくまでも「…だったでしょ」と相手に向けて使ってください。
ただ「暑いですね」ではねぎらいにはなりません。
また、これは目上の方に使える会話術ですが、
例えば飲み会などの打ち解けた場所で、
「課長も私たちのストレスをお感じなることもおありでしょう?」
「私たち平社員より課長のほうがご苦労が多いでしょう?」
などと言えば、そこから笑いが起きて、思わぬ本音が飛び出してくるかもしれません。
最近は、なにかとストレスを感じることが多いものです。
悩みを抱えているのは上司だけではありません。
時には部下や後輩に「不満もあるだろうな」「会社に入って、思っていたのと違うなんで事もあるだろう」とねぎらえば、「私のことをわかってくれている」と感じて、不満やストレスが軽減するかもしれません。
ねぎらいのあるところにコミュニケーションが生まれ、癒やしや安らぎとなって、明るい雰囲気作りにつながりますので、ぜひ身につけてください。

次の言葉が出てこない時の対処法

「会社から家までは遠いの?」
「はい…」
相手の問いかけに気の利いた受け答えをしないといけない、という思いが強すぎると、かえって緊張してしまい、次の言葉が出てこなくなる。
あなたは、こんなパターンに陥ってませんか?
誰かの問いかけに対する返事にも、ちょっぴりオープンな会話は重宝します。
「はい」の返事に少しだけ「自分の話」を付け加えてみてください。
例えば
「はい、だいたい1時間半くらいです。冬は出勤のために家を出るときはまだ真っ暗です」
「はい、だいたい50分くらいです。あと10分早く家を出れば、もっと電車が空いていると思うのですが、なかなか起きられなくて…」
とこんな風に自分の情報を少し加えることで、相手に対して「あなたとコミュニケーションをする気持ちがありますよ」「あなたを大切に思っていますよ」という意思表示をしたことになります。
相手にしてみれば、話題を広げる材料をもらえるわけですから、会話を続けやすくなるでしょう。
ここでも、自分の話は短く切り上げて、相手の出方を見るのが鉄則です。
もちろん、相手との息を合わせることも忘れないようにしましょう。
会話は、お互いの好意と話題を提供する協力があってはじめて、前進していきます。

相手が突っ込みやすいように話すテクニック

こんな時があると思います。
相手も会話が苦手なようで、「そうなんですか」と言ったきり、なにも言おうとしないときは、ちょっぴりオープンな会話の続きをまた短くします。
「今日は午後から雨のようですね」
「あ、そうみたいですね」
「持っているカッターシャツが少なくて、洗濯物が乾かないと困ってしまいます」
「そうですか……」
「月曜から金曜まで持つように、5枚は持っておいたほうが良いみたいですね」
「それもないのですか? 」
「そうなんですよ、ですから雨が続いたり、残業で帰れない時が多いと焦ります」
これだけ話題を提供しているのですから、相手も話す題材には困らないでしょう。
質問項目を考えてみたり、自分の話をしやすくなっているはずです。
もし、それでも相手が話してくれない場合はどうしたらいいのか?
そこで会話を撃ち切ってもいいのですが、あと一つだけ方法があります。
それは、あなたの方から話題にそって質問するという方法です。
「◯◯さんはおしゃれだから、雨がちょっと続いたからといって、着ていく服がなくなるということはないでしょうね」
そんな人も、自分について質問されると、話をするのはそう難しいことではないようで、ここでようやく会話に参加してきます。
それでも会話にのってこなければ、相手は本当にひどい口下手か、または自分自身に何か問題があったのではないかと振り返ってみる必要があります。
沈黙を恐れるあまり、表情がこわばっていなかったか、答えをせっつくような態度をとっていなかったかなどのいくつかの点を振り返って、一つずつ改善していきましょう。
また、会話をつなげるコツがつかめるまでは、身近な人で練習しながら徐々にレベルアップしていきましょう。
成功体験を積んだ後、ちょっと難しそうな人にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

息を合わせる間をつくるテクニック

前回お話した、共通の話題を投げかけたあと、自分をちょっとだけオープンにした話を短く話すという理由は、相手の反応を見るためです。
息を合わせる間をつくるテクニックというのはこういうことです。
「持っているカッターシャツが少なくて、洗濯物が乾かないと困ります。」
と例えば、こんな話題を提供したら、自分の話を一旦終えて相手がのってくるのかこないのかを待ってみます。
相手と息を合わせる時間を持つわけです。
もし、あなたがここでドンドン話を進めてしまったら、相手はただ黙って話が終わるのを待つしかありません。
そうしたら、あなたの話が終わっと時が、2人の会話が終わる時です。
相手は配慮の無さを感じますし、次々に展開する話題のどこに食らいつけばいいのかがわからなくなって、会話を続ける意欲をなくしてしまいます。
一方、相手の出方を待つ時間をとれば、「えっ?じゃあカッターシャツがなくなったらどうしてるのですか?」「私も会社に入ったばかりの頃は、ブラウス3枚でやりくりしてましたよ」
とこんな風に、自分の話をしてくれるかもしれません。
質問する立場と話をする立場を入れ替えながら会話を続けると、お互いの気持ちが次第に近づいていきます。
お互いの息を合わせるという間をつくって、相手にも考える時間を与えましょう。

天気の話しをひとひねり、ふたひねりするテクニック

話し方やお見合いのマニュアル、本などを読んでみると、「会話のコツは、まず共通の話題を見つけること」などと書いてあるケースが多いと思います。
一昔前はともかく、いまや趣味は多種多様で、人の交流も全国的な規模で行われていて、出身地や出身校が同じ人と出会う確率は極端に減っています。
まずはとにかく共通点を見つけようとして、血液型、星座などを尋ねると、早く関係を縮めたいという思惑が見え見えで、相手もなんだか話しづらくなってしまうこともあります。
そんなときにあまり無理をしなくても、簡単に共通の話題が見つかって、誰とでも楽しめる会話が出来る方法があります。
それは、「天気」と「カレンダー」です。
「今日はいいお天気ですね」
「午後から雨らしいですよ」
「今年も早いもので、あと1ヶ月足らずですね」
と言えば簡単に誰でも話にのってきやすくなります。
ここまでは皆さんよくご存知だとは思います。
ただ、問題はこのあとで、相手が「そうみたいですね」などと答えたっきり黙ってしまい、その後が続かないことがあります。
ここは、話題の広げ方次第で、結構話が続く会話術があるのです。
そんな時、少しプライベートな話を短く絡めると良いです。
「今日は午後から雨みたいですね」
「あ、そうみたいですね」
このあと、会話を続けるためのとっておきの方法は、自分から切り出した「午後から雨みたいですね」という話に自分の話を短く入れてみます。
例えば「持っているカッターシャツが少なくて、洗濯物が乾かないと困るんですよね」
こう言うと、「私はあなたといろいろお話ししたいです」という思いを伝えることにもなって、相手も話しやすくなります。
それに、あなたが持ち出した「持っているカッターシャツが少ない」「洗濯物が乾かない」という2つの題材を使えば、相手も話しの材料が増えるため、話しやすくなるのがわかるでしょう。
そうすると、相手から「まだ会社に入ったばかりだから、着るものにどうしても不自由しますね」
「うちの部屋にも、今洗濯物がいっぱいですよ。困りますよね、雨が多いから」
などと話してくれると思います。
中には自分をさらけ出してどう思われうのだろうと、不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、そこまで心配する必要はないと思います。
他人は自分に迷惑のかからないことであれば、至っておおらかなものです。
どちらかというと、気持ちをさらけ出してくれたことに好感をもってくれるでしょう。
逆に話すことがないと怖い顔をしている人より、ずっと好かれるはずです。

自分の評価は周りの人がつける絶対のルール

他人が理解してくれていなくても、自分には能力と才能があるのは、自分自身がよくわかっている。

と勝手に納得している人がいるとしたら、その考え方は改めた方がいいです。

 

なぜなら、お仕事では、例えば上司や取引先などの他人の評価が何より重視されるからです。

 

自分の仕事ぶりに納得して、自分自身に高い自己評価を下していても、周りの人がそれを認めていなかったら、何の意味もないことになってしまいます。

それが、他人が理解してくれていなくても、自分だけがわかっていれば、と考えて自己評価ばかり下しているのは、実は自分に自信がない事の裏返しでもあります。

自己評価

他人が評価してくれないから、自己評価することで足りない自信を補っているのです。

さらには、自分で自分を褒めているうちは、仕事に対するヤル気もなかなか生まれてこないものです。

 

「他人の評価なんてどうでもいい」と投げやりになっている人は、自分の評価は他人が決めるものだと改めて肝に銘じて下さい。

そういった考えばかりでいると、せっかく良い人が現れたとしても離れていってしまいます。

 

劣等感が強い人のほうが成功する?

自分には才能がない、家庭環境に恵まれていないなど、自分に何らかの劣等感を持っている人は少なくありません。

ですが、劣等感は裏を返せば成功への原動力になります。

 

なぜかというと、劣等感が強かったり、窮地に立たされたりしている人は、そのハンディキャップを克服しようとして向上心を抱くからです。

また、才能や環境に恵まれている人は、それに甘えて向上心が鈍る傾向があります。

劣等感

そうなると努力しようという気も働かず、自ずと成功から遠ざかってしまいます。

仮に成功したとしても、慢心していては向上心を長く維持するのは難しいものです。

 

これは、貧しい中から這い上がって一代で大企業を興した父親と、その後を継いで会社を倒産させてしまった息子を想像してもらえばわかりやすいと思います。

劣等感や逆境は、向上心を奮い立たせる格好の材料になるのです。

 

とはいえ、自分は何をやってもダメだと、何もせずに諦めてしまう人は問題外ですよ。

常にハングリー精神で、目標に向かって前進できる人が成功に近づくことが出来るのです。